ご覧いただき誠にありがとうございます。さんしんの胴巻屋と申します。今回ご紹介します大知念大工型三線の御説明をさせていただきます。是非最後までお目通しください。
故玉城盛善作の大知念大工
三線工で名匠の玉城盛善作の数少ない知念大工型。そして大型で太棹仕上げとなっている今回の作品。画像からもお分かりの通り、凛々しく堂々とした風格。そして、棹重量六九〇㌘とずっしりと持ちごたえがある。材選びは特に厳選される職人だったからこそ、この高密度の材を活かし、大型の知念大工に完成されたと推測するところである。糸巻も同職人のオリジナル。三本とも綺麗に残っています。職人の見せ所は至る箇所にあるのだが、特に見落としてはならないのが、虹の輪部分（画像3枚目）と乳袋側面（5枚目）の「凹み」の表現ではないでしょうか。水滴を垂らしてみればそこに溜まらず、凹みに沿って流れていくのですが、この流れの表現が更に顔立ちの凛々しさを高めており、本作品の大きな特徴といえることを、ここで強くご説明させていただきます。材は南洋産（フィリピンカミゲン黒木）が用いられています。気になる肝心の音色ですが、高密度の四つ割り材から響きわたる「高音域」の音色は、古典音楽や八重山音楽向けといえるでしょう。また他作品と違いずっしりと重量があることから、正座の姿勢で演奏する独唱、舞台地踊等の場面でも大いに活躍できるおすすめの一丁です。数少なく希少な機会です。是非ご検討くださいませ。
沖縄県からゆうパックより発送。送料はこちら負担ででお届けいたします。付属のケースですが、当時の二丁入れハードケース（全体的に使用感と部分的な汚れあり）となっております。こちらにおさめて郵送いたします。お取引の最後までどうぞ宜しくお願い申し上げます。胴巻屋　https://doumakiya.amebaownd.com（2023年 1月 30日 13時 47分 追加）音色の確認はこちらからお願い申し上げます。
「屋慶名クワディサ」演奏時に押さえておきたい２つのポイント
https://youtu.be/pFj_IpxeDR0